静岡
2024.01.27-28
こんにちは!今回ご紹介するのは「アウトドア芸人・たけだバーベキューと行く、十国峠・地産地消ツアー」です。
静岡県に位置する十国峠は国の登録記念物にも指定されており、昔の国名で伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・相模・武蔵・上総・下総・安房の十の国が見渡せることに由来し名付けられました。この峠を名付けた昔の方々もきっとこの景色を楽しんだのでしょう。晴天の日は、富士山はもちろん、南アルプス、駿河湾や湘南海岸、三浦海岸まで見渡せ、日本を代表する山々も海も一度に楽しめるという...なんて良いとこ取りな峠なんだ。
そして、十国ということはそれだけ豊かな食材が集まるということ。今回なんと吉本興業所属のアウトドア芸人 たけだバーベキューさん監修のもと山上でバーベキューが楽しめます!え、バーベキューってシンプルにお肉と野菜を焼くだけでしょ?なんて思うこと勿れ。年間で通算250回BBQを行った実績があり、BBQをこよなく愛しその魅力をTVやYoutubeで発信されているたけだバーベキューさんにまずはじっくりとお話を伺ってきました。今回のツアーは、BBQ未経験という方でも参加しやすい内容となっていますよ。
【目次】
_現在YoutubeやSNSでご活躍のたけだバーベキューさんですが、
そもそもBBQを始めたきっかけは何でしたか?
たけだバーベキュー(以下、T)_高校生の時、入部したラグビー部の新入生歓迎会が、一人ずつ好きな食材を持ち寄って河川敷で焼くというものでした。でも高校生のお小遣いの範囲なんで肉を持ってくる人なんていなくて、実際はキャベツが4個もあったり(笑)。でも楽しい思い出で、それがはじまりでした。その後卒業してお笑いの道に入り、ちょっと時間を持て余していた時に、よく人を誘って海に行ったり外で遊んでました。ほら、外で遊ぶ時のご飯ってBBQのイメージじゃないですか。それまで料理も全くしたことなかったんですが、BBQの回数を重ねていくうちにYoutubeで動画を紹介したり、バーベキュー検定を取得したりする様になっていきました。
_なるほど。BBQの楽しさを追求されていったのですね。
たけだバーベキューさんにとってBBQのおすすめポイントは何ですか?
T_シンプルに人とみんなで集まって食べることが楽しいと思います。
あと地方に行くと見たことのない食材がたくさんあるので、その場で見つけた素材を色々試してみたくなります。事前にしっかり準備するというよりは、行く途中に皆で見つけて買ったソーセージを焼いて、そこにひと手間サルサソースを作ってかけて食べてみたり。その場でエンタメ要素を加えるともっと盛り上がります。その場の雰囲気を楽しむこと、あと現地でしか味わえないことを大切にしています。
_BBQやキャンプを行なう方は使用する道具など比較的、スタイルや思想ある方が多いと思いますが、たけだバーベキューさんはその点についてはいかがですか?
T_今はすごく道具の選択肢が広がっていますよね。ただ僕はどちらかというと道具にはあまり頓着がない方です。特に僕がBBQを始めた頃はホームセンターで揃えるというのが基本だったので、それをベースにアップデートを続けている感じです。
_たけだバーベキューさんのBBQに対するこだわりは何ですか?
T_奉行にならないこと、ですね。焼いてる時に「あかん!こっちの順番が先や」とか言われたらなんか面白くなくなるじゃないですか。笑 とはいえ、我流で訳わからんタイミングで変な調味料入れたりする人とかたまにいるじゃないですか。心の中では密かにそれいらないんじゃ・・と思うのですが、食べてみたら「あれ、この酸味うまいな。なんかいいぞ!今加えたやつ!」など色々な発見があったりするのも楽しい。アドリブ大歓迎ですね。ノリを大事にしようというのは心掛けています。
あと、僕は率先して焼く方ですが、同時に率先して食べることも大事にしています。焼いているとき「大丈夫?食べてる?」というセリフを言われないようにしています。気を遣わない様な皆が食べやすい雰囲気やバランスを大切にしています。
_そのお気遣いは参加している皆さんが嬉しいですね。 たけだバーベキューさんがBBQを通して伝えたいことは何ですか?
T_ハードルを高く設定しすぎないこと、あとBBQに対する固定概念を取り払い、広い視野で捉えていただきたいと思っています。屋外だからメニューが制限されるのではなく、もっとライトに捉えて色々な調理に挑戦してみてほしいですね。「あ、これもBBQでできるんだ!」という驚きや意外性のあるメニューもたくさんあります。
実は日本のBBQって世界から見てもすごく発展してると思います。メキシコ人はもっぱらタコス、アメリカ人は朝から晩までじっくり時間をかけたスモークバーベキューなど出来上がったスタイルを楽しむ一択傾向にある中、ジャンルの枠を作らず取り入れて好きな様に行うのが日本だと思っていて。結果的にとても多国籍でレシピも様々だし、メニューの広がりもある。炭と網の上で表現できることってたくさんありますよ。遠赤外線で水分を保ったまま焼くので、家のガスで焼く魚より、圧倒的に炭で焼く方が美味しい。香りもとても良いです。火に落ちた魚の油が舞い上がり、さらに美味しくしてくれる。何より素材そのものの味を引き出し、活かせるのはBBQの醍醐味ですね。
_お話を伺っていると、ルールや固定概念が少ないからこそ柔軟に訪れた土地の特性や雰囲気を楽しめるのだと感じました。なんだかBBQに対する夢が広がりますね。
T_そうですね、ぜひ今回もそう思っていただけたら嬉しいです。ハードルやスタイルを高くしすぎると入ってこれる人が少なくなってしまうので、間口の広いBBQスタイルを心がけています。皆さんが僕のBBQで学んだことから発展して「じゃあ次は家にあるものでこうしてみよう」など発展的に広がっていくと良いなと思っています。自然の中で食べるご飯の美味しさを皆さんと一緒に共有したいです。メニュー内容もぜひ楽しみにしててくださいね。
たけだバーベキュー
1986年生まれ、兵庫県出身。日本で唯一のBBQ芸人。2012年より「たけだバーベキュー」として活動開始。最高で年間250回BBQを行うほどバーベキューを嗜む。趣味はアウトドア全般(キャンプ・釣り・登山・ロードバイク・鹿狩りなどの狩猟)。豪快なバーベキューレシピを披露する一方、"普通のBBQに一工夫"をテーマに誰でも簡単に盛り上がるバーベキューレシピも提案し、BBQを通してのコミュニケーションを広げる活動をしている。現在は雑誌や本、舞台・テレビ・ネットコンテンツ・イベントなど多方面で活躍中。バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人である。カナダアルバート州BBQ大使、お肉検定1級、スパイス&ハーブ検定2級、キャンプインストラクターなどを取得。
参加のご応募について/下記リンクよりお申込み下さい
旅の始まりは麓からスタート、森の駅 箱根十国峠でのアイスブレイクではぜひ参加されている皆さんとの交流も深めてみてくださいね。
たけだバーベキューさんに今晩のメニューを教わります。地元の素材を使って、どの様なメニューになるのか楽しみです。
施設にチェックインしてフリータイム。山上からの360°パノラマ絶景をお部屋からゆっくりとお楽しみください。
たけだバーベキュー氏に各棟をまわっていただきます。
バーベキューを楽しんだ後はそのままお部屋でゆっくりとお過ごしください。晴れていたら夜空の星座探しもおすすめです。
ツアー2日目は、新鮮な伊豆地元食材を販売している道の駅や販売店をバスで巡ります。函南町産の丹那牛乳やヨーグルトもおすすめです。
この土地ならではの食材を見つけるも良し、BBQの楽しい体験をお家で復習するのも良し。豊かな食材を思い出と共にぜひ持ち帰ってみてくださいね。
お疲れ様でした!